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2012/03/16
平成24年3月15日:第3回職場のいじめ・嫌がらせ問題に関する円卓会議配付資料について

第3回職場のいじめ・嫌がらせ問題に関する円卓会議配付資料について
資料1(原文掲載)

職場のパワーハラスメントの予防・解決に向けた提言( 案 )
平 成 24 年3月 1 5 日
職場のいじめ・嫌がらせ問題に関する円卓会議

1 .はじめに?組織で働くすべての人たちへ? (問 題の 存 在 )
いま、職場で傷つけられている人がいる。暴力 、暴言、脅迫や仲間外しといっ た
いじめ行為が行われ、こうした問題に悩む職場が増えている。
また、どの職場でも日常的に行われて いる指導や注意などの業務上のやり取り
が、たとえ悪意がなくとも適正な範囲を超えると、時として相手を深く傷つけてしま
う場合がある。
こうした行為は、なくしていくべき「職場のパワーハラスメント」に当たること、また、
上司から部下だけでなく、同僚間や部下から上司にも行われる、働 く 人の 誰も
が当事者となり得るものであることを、いま、組織で働くすべての人たちが意識す
ることを求めたい。
2 .職場のパワーハラスメントをなくそう(問 題に取り組む意 義)
職場のパワーハラスメントは、相手の尊厳や人格を傷つける許されない行為であ
るとともに、職場環境を悪化させるも のである 。
こうした問題を放 置すれば、人は仕事への意欲や自信を失い、時には、心身の
健康や命すら危険にさらされる場合があり、職場のパワーハラスメントはなくして
いかなければならない。
ま た、数多くの人たちが組織で働く現在、職場のパワーハラスメントをなくすこと
は、組織の活力につながるだけでなく、国民の幸せにとっても重要な課題である。

3 .職場のパワーハラスメントをなくすために(予防・解決に向けた取組)
(1)企業や労働組合、そして一人ひとりの取組
職場のパワーハラスメントをなくしていくために、企業や労働組合は、職場のパワ
ーハラスメントの 概 念・行為類型(別紙参照)や 、ワーキング・グループ報告が
示した取組例を参考に取り組んでいくとともに、組 織の取組が形だけのものにな
らないよう、職場の一人ひとりにも、それぞれの立場から取り組むことを求めたい。
(2)それぞれの立場から取り組んでいただきたいこと
○トップマネジメントへの期待:組織のトップマネジメントは、職場のパワーハラス
メントは組織の活力を削ぐものであることを意識し、こうした問題が生じない組織
文化を育て、自らが範を示しながら、先頭に立って、その姿勢を明 確に示すなど
の取組を行うべきである。
○上司と部下への期待:上司の立場にある方には 、自らがパワーハラスメントを
しないことはもちろん、部下にもさせないように職場を管理することを求めたい。
ただし、上司には、自らの権限を発揮し、職場をまとめ、人材を育成していく役割
があり、必要な指導を適正に行うことまでためらってはならない。
また、職場でパワーハラスメントが起こってしまった場合には、その解決に取り
組むべきである。
部下の立場にある方も、仕事に対する視点の違いや、仕事の進め方をめぐる
コミュニケーションの行き違いがパワーハラスメントにつながる場合があること
を意識すべきである。

○職場の一人ひとりへの期待:人格尊重、コミュニケーション、互いの支え合い
・人格尊重:職場のパワーハラスメント対策の本質は、職場の一人ひとりが、自
分も相手も、等しく、不当に傷つけられてはならない尊厳や人格を持った存在
であることを認識した上で、それぞれの価値
観、立場、能力などといった違いを認 め て、互いを受け止め、その人格を尊
重し合うことにある。
・コミュニケーション:互いの人格の尊重は、上司と部下や同僚の間で、理解
し協力し合う適切なコミュニケーションを形成する努力を通じて実現できるも
のである。
そのため、職場のパワーハラスメント対策は、コミュニケーションを抑制する
ものであってはならない。
職場の一人ひとりが、 こうしたコミュニケーションを適 切 に 、そして積極的
に行うため、例えば、指導や注意は「事柄」を中心に行い「人格」攻撃に陥ら
ないようにする、仕事の進め方をめぐって疑問や戸惑いを感じることがあれ
ばそうした気持ちを適切に伝えるようにするなど、必要な心構えを身につけ
ることを期待したい 。
・互いの支え合い:職場の一人ひとりが、職場のパワーハラスメントを見過
ごさずに向き合い、こうした行為を受けた人を孤立させずに声をかけ合うな
ど、互いに支え合うことが重要である。
⑶ 政府や関係団体に期待すること
国や労使の団体は、当会議の提 言及 びワーキング・グループ報告を周知
し、広く対策が行われるよう支援することを期待する。
4.おわりに
この提言は、職場からパワーハラスメントをなくし、働く人の尊厳や人格が
大切にされる社会を創っていくための第一歩である。
この提言をもとに、組 織は対策に取り組むとともに、そこで働く一人ひとり
は自分たちの職場を見つめ直し、互いに話し合うことからはじめることを期
待する。

(資料1)
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r985200000251aa-att/2r985200000251br.pdf

(資料2)
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r985200000251aa-att/2r9852000002532g.pdf

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